コンシェルジェは、日々宿泊客の多種多様な要望に答え、キメ細やかなお世話を提供しています。宿泊客は、航空券の予約や観光スポットの案内をコンシェルジェに求めますから、コンシェルジェはそうした要望にスピーディかつ的確に応えながら、タクシーやレンタカーの手配などに走ります。コンシェルジェに最も求められるのは、おもてなしの心です。ですから手配先の業者選びも杜撰にはできません。
あるいは、食事を含めた観光ルートなど、具体的な旅行計画のアドバイスを求められることもありますから、コンシェルジェ自身も豊富な経験と知識を総動員し、なるべく宿泊客に満足して貰えるような計画を立てます。現代はインターネットが普及していますから、単に情報を伝える以上の、それぞれの宿泊客に合った計画が提案できなければ、コンシェルジェとしては不十分です。
もちろん法律上の問題などで制限されることもありますから、宿泊客の要望を完全に満たせない時もあります。そんな場合でも、ただ「No」と断るのではなく、「こちらの案も・・・」と代替案をさっと提供し、対応は臨機応変でなければなりません。コンシェルジェの仕事はマニュアル通りにはいきませんし、そうしたハウトゥー本は存在しません。
本人が深い知識や情報を備え、宿泊客へのホスピテリティや緊急時にも融通を利かせられる柔軟さが、仕事の成功を左右します。特に、勤務するホテル付近のエリアには日々アンテナを巡らせ、常に情報を収集していくことは任務の中でも重要な要素を占めます。
このように、コンシェルジェは宿泊客と非常に近い距離で直接的に触れ合いますから、まさにホテルの顔とも言うべき存在で、コンシェルジェの言動1つでホテルが評価されると言っても過言ではありません。それだけに、コンシェルジェの大半が自らのお仕事に強いやりがいと誇りを感じていますし、その気持ちゆえ、普段の接客にもより心が込められます。
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