社会福祉専門職の国家資格で介護に関する資格が介護士です。介護士は「社会福祉士及び介護士法」の制定と同時に1987年に登場し、介護保険法は2000年に新しく施行されました。今後介護士への需要はどんどん拡大していくことが予想されます。
国家資格はその性質から名称独占と業務独占の2種類に分類されますが、介護士の資格は名称独占と呼ばれる国家資格にあたります。つまり、資格を取得さえすれば介護士を名乗る権利が与えられますが、資格がなくても実際の業務に携わることができる、ということです。介護士の資格を取得する為の選択肢は2つあります。1つ目は介護福祉士養成施設を卒業する道、そしてもう1つの道は介護福祉士国家試験を受け、合格して資格を得るという方法です。
年に1度だけ、国家試験は実施されます。試験構成は筆記と実技から成り立ちますが、1月下旬に全国19箇所の試験地で筆記試験が、3月上旬に全国12箇所の試験地で実技試験が行われます。ただし実技試験には受験資格があり、筆記試験に通過した受験者のみ、受けることができます。平成17年度からは新制度が導入され、「介護技術講習」を修了した受験者は、実技試験の免除資格が与えられるようになりました。
筆記試験の試験時間は210分間で、制限時間内に120問の問題を解かなければなりませんが、マークシート式ですから5つの選択肢から解答を1つ選んでいきます。実技試験では介護などに関する専門的なスキルが必須です。出題されるのは介護に関する事例に基づく問題ですが、受験者は実際にモデルを相手にして介助の動作を行う必要があります。
現在のホームヘルパーの資格は、将来的にすべで介護士へと移行されますし、日本では依然少子化問題や高齢化社会が厳しい論点になっていますので、今後介護士への需要はどんどん拡大していくことが予想されます。目が離せない職業の1つに間違いありません。
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