名称通り、介助訓練士は介助犬となる犬を訓練するのがお仕事です。介助犬は障害者をサポートする為の犬で、手足など身体に障害を抱えていたり、自力では通常の生活を送るのが難しい方に常に付き添って一緒に生活します。
落下物を拾ったり、距離が離れた場所に置いてあるものを持ってきたり、部屋を出入りする際ドアの開け閉めを行ったり、段差があるような場所では車椅子を引っ張り上げて移動させたり・・・そうした生活の細々としたサポートを行うだけではなく、常に付き添って介助することで与えられる安心感は小さくありませんし、精神的な支えも介助犬のサポートに含まれます。介助犬は幅広い業務をこなします。
介助犬は介助を任せられた人の指示を正確に理解し、的確に動ける能力も必要で、介助犬としての優秀さは犬の性格や適性以外にも、指導にあたる人間である介助犬訓練士の訓練方法にも左右されます。介助犬訓練士のお仕事は、身体に障害を抱える人間の心身を支える介助犬を育成することですが、およそ1年間の訓練期間で犬に介助能力叩き込むだけではありません。
パピーホームの方は、介助犬として訓練されることが決まっている子犬をボランティアで預かり、2ヶ月前後から1歳ぐらいに成長するまで育ててくれますが、彼らに育て方などの指示を出すのも、介助犬訓練士の仕事の一環です。また、介助犬を使用した経験がない初心者には、ただ単に犬を引き渡すだけではなく、介助犬に的確な指示を出せるよう、介助犬との合同訓練を行ったりもします。
現在の日本では、障害者を介助する介助犬の実働数はかなり少なく、盲導犬と比較しても認知度はまだまだ不足しています。2009年5月現在でも、実働している介助犬は50頭にとても及ばない程数が足りません。
ですから、普及活動を行って介助犬の認知度を上げたり、街頭募金などを行って団体の活動資金を集めることも、介助犬訓練士の仕事として欠かすことができないのです。
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